退去するアパートの修理代

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退去するアパートの修理代 ( 30歳代 ・ 男性 )

 9カ月住んだアパートを先日退去した。立ち会い時には修理の説明はなかったのに、敷金の返還に関しては、修理代が引かれて返金された。  納得がいかない。

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 賃貸アパートの退去時における敷金の返還をめぐるトラブルは後を断たず、県消費生活センターにはこの他にも「返還されるどころか、追加請求された」、「風呂釜の修理代を請求された」、「なかなか返金されない」など多くの相談が寄せられています。

 平成10年3月、国土交通省(旧建設省)より、原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が出され、家主・借主の負担について一定の指針を与えています。
 借主にとっての原状回復とは、借りた当時の状態に戻すことではなく、故意や過失により建物を傷つけたり、壊した場合は修理費用を負担する必要があるというものです。畳やフローリングの日焼け、家具の跡など通常使用して起きる、いわゆる自然損耗についての負担は生じません。また、原状回復を超える修理費用の負担を義務づける特約を契約書面に設けている場合もあり、契約は守らなければなりませんが、特約すればどのような修繕も賃借人の負担となるわけではありません。判例では修繕特約は原則として「小修繕」についてのみ有効とされています。新品に取り替える義務まで負うものではありません。

 本事例の場合は、立会い時に修理についての説明がなかったことを踏まえて、修理明細を請求し、家主と話し合うよう助言しました。

※基本的に借主が負担すべきであると考えられるもの
・ 引っ越し作業で生じた床等へのひっかきキズ
・ カーペットにこぼした飲物等の手入れ不足等によるシミやカビ
・ 壁等の釘穴、ねじ穴(下地ボードの張替えが必要な程度のもの)
・ 天井に直接つけた照明器具の跡(あらかじめ設置された照明器具用のコンセントを使用しなかった場合)
・ ペットによる柱等のキズ
・ キャスター付きのイス等によるフローリングのキズ、へこみ
・ その他、借主の不注意や手入れ不足等により発生した損傷等(結露を放置したことにより拡大したカビやシミ等)

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