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比較(試買)テスト


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食パンのテスト 醤油のテスト
 
弁当類の栄養成分テスト


 最近、弁当類の種類が豊富になり、単身者や一人暮らしの方、働く女性が増えるにつれ利用する機会も多くなっていますが、肥満等の生活習慣病の患者や、食習慣が乱れ栄養のバランスが偏っている者も増加しているようです。そこで、スーパー、コンビニ、弁当屋で購入した弁当類(200〜560円)の各栄養成分の計算や塩分のテストを行い、現在の食生活にどのように利用していけばよいか情報提供することとしました。


テスト結果


1. 表示


 JAS法の改正に伴う品質表示基準について、加工食品では平成13年4月1日から

(1) 名称
(2) 原材料名
(3) 内容量
(4) 賞味期限(品質保持期限)
(5) 保存方法
(6) 製造業者等の氏名又は名称及び住所

が表示されるようになりました。

下記の表及びグラフと併せてお読みください。
栄養成分表
充足率・PFCエネルギー比率グラフ


  (1)、(4)、(5)、(6)はNo.1、7、11(対面販売)以外に表示され、 (2)は添加物表示された弁当はあったが、ご飯、焼鯖等を表示している弁当はなかった。(3)は1食当たりの栄養成分表示のあったNo3、4にグラム数が書かれていました。栄養成分表示は数値で書いており、消費者にとっては1食での充足分が分かりづらく、充足率のグラフを記載する等さらに改善が望まれます。

2. 栄養成分


 弁当を各々の構成食品別に重量測定し、四訂日本食品成分表により各成分量 を算出しました。1人1日当たりの栄養目標量を定め、各弁当の栄養価がどれだけ満たされているかを充足率(%)でみました。また総エネルギーの摂取について、たん白質・脂質・炭水化物の割合(PFCエネルギー比率(%):エネルギー換算係数(P:4,F:9,C:4)で算出)が一定のバランスに保たれているかどうかも調べました。
 
 食品数が多く(16〜18品)、たん白質や揚げ物が多い弁当(No.1、2)は、若者や食欲旺盛な人、運動量 の多い人に好まれますが、ご飯の量も多いNo.1は総エネルギーが1,193kcal(充足率66.3%)で最も高く、1食でほぼ2食分を、脂質量 も最高の50.5g(充足率101%)で1日分を摂取することになります。No.2もたん白質量 が最高の41.6g(充足率64%)でほぼ2食分を、脂質量も2食分を摂取することになり、これらはPFC比率も脂質とたんぱく質の比率が高いためバランスの悪い弁当です。

 食品数が多く(18品)よく利用される幕の内弁当(No.3)でも揚げ物が多いため、脂質の比率が高いが、総エネルギー量 はNo.1、2より低い。ご飯や焼きそばの炭水化物が多く、揚げ物で食品数が多いNo.4は、脂質量 は2食分を摂取することになり、総エネルギー量も987kcalとかなり高い。No.4よりは揚げ物の少ないNo.5もPFC比率のバランスはよいが、全体量 が多いので総エネルギー量は高い。 食品数が中程度(11〜14品)で、たん白質が2〜4品と野菜等の付け合わせが入っている弁当では、PFC比率のバランスが良いNo.7やたんぱく質と脂質の比率が高くバランスが悪いNo.8があるが、総エネルギー量 は1食量を少し超える程度です。またNo.6は、PFC比率のバランスは良いが、たん白質量 が少ないため総エネルギー量も低い。

 食品数が少なく(6〜10品)、たん白質が1品と少量の付け合わせが入っている弁当(No.9)や丼(No.10〜13)、巻きずし(No.14)、冷めん(No.15)等は手軽に昼食などに食べられ、また少食の人や高齢者には好まれます。しかし、No.12ではたん白質量 は36g(充足率55.4%)であり、No.9では脂質量が46.9g(充足率93.8%)でほぼ1日分を摂取することになり、またご飯の量 も多いため総エネルギー量も高い。一方No.14はたん白質量が12.4g(充足率19.1%)、脂質量 3g(充足率6%)、総エネルギー量268kcal(充足率14.9%)で最も低く、No.13、15でも脂質量 が低いため総エネルギー量も低くなり、このような弁当ではPFC比率のバランスが偏った弁当が多い。

 その他の栄養成分をみると、たん白質が多いとNi(ナイアシン)、P(リン)が多く(No.1、2、8、11、12)、揚げ物が多いとビタミンEも高くなる(No.1、2、4、9)傾向があります。リンはカルシウムの代謝と関係が深く、所要量 はカルシウムとほぼ同量が望ましいが、弁当だけではカルシウムとのバランスが悪い。
 
  ビタミンAは人参やカボチャ、いんげん等の緑黄色野菜の煮物や和え物や卵が入っている弁当(No.2、3、5、14)に比較的多く、No.10のうなぎちらしは2,965IU(充足率148.3%)で特別 に多かったが、その他の弁当は概ね不足しています。ビタミンB1は豚カツが入っているNo.1とうなぎちらしのNo.10に多く含まれ、ビタミンB2は卵や肉・魚類が入っている弁当(No.2、8、12)に多く含まれていたが、その他は不足気味です。ビタミンCは全ての弁当で不足しており、高菜の入っているNo.11で充足率は20%程度です。

 鉄は卵、肉・魚類、のりが多く入っている弁当(No.12、8、12、13)は他よりも多く含まれ、カルシウムはNo.2、3、6、8はさば、No.10はうなぎのため他の弁当と比べて少し多いが、共に全ての弁当で不足しています。 食物繊維も全ての弁当で不足しており、最高でNo.5の4.4g(充足率17.6%)です。  ビタミンC、鉄、カルシウム、食物繊維は、全ての弁当で不足しており、野菜、果 物、海草類、豆類、乳製品等を意識して摂取するようにしなければならない。
 
  食塩は、今回の弁当類で3.3g(1食当たりの栄養目標量)を超える弁当は8個あり、主な食塩量 の多い食品はNo.2(5.9g)では鶏の照焼(0.7g)、ひろうす(1.6g)、キュウリの漬物(0.8g)、No.15(5.1g)ではめんつゆ(4.2g)、No.4(4.7g)ではチャーハン(0.9g)、焼きそば(0.8g)、いかと鶏の唐揚げ(0.5g)、生姜さくら漬け(0.4g)、No.10(4.7g)ではご飯(3.6g)、うなぎ(0.6g)、No.8(4.6g)ではさば(2.7g)、No.5(3.8g)では焼きそば(2.4g)、大根漬物(0.5g)、No.3(3.4g)では煮物(0.5g)、かき揚げ(0.6g)、さば(0.5g)、No.1(3.4g)ではカツソース(0.8g)、ハンバーグ(0.7g)、鶏唐揚げ(0.5g)、豚カツ(0.4g)です。食塩はおかずの多い弁当や、漬物類、しょう油等の調味料が入っている弁当での含有量 が多いが、食塩の摂りすぎが気になるようなら、漬物類の食べる量を減らしたり、調味料の使用を控えるなどの調節が必要です。


消費者へのアドバイス

 弁当類を利用した場合、他の食事で不足している食品を補い、過剰に摂取した食品は控えるなど、1日の食事の量 や栄養のバランスを考えるようにしましょう。また日頃から食や料理に関心を持って、食生活についての正しい知識と習慣を身につけましょう。


 
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