2025.04.23
海外事業者とのサブスク契約だったなんて!-申込前に契約内容の確認を-((独)国民生活センター)
<相談事例>占いサイトで3日間のトライアルに申し込んだはずが、サブスク※契約になっていた
SNSに表示された広告をみて、3日間で約200円の占いのトライアルを申し込んだ。後日、支払いに使ったデビットカードの請求額を確認したところ、約200円だけでなく、サブスク代金として約6,000円も引き落とされていた。サブスク契約はした覚えがない。改めてサイトを確認すると海外サイトのようで解約の方法がわからない。どうすればよいか。
<相談事例>フィットネスアプリを解約したはずが、請求が続いている
SNS広告をみて契約したフィットネスアプリを解約したつもりだったが、サブスク代金として毎月約7,000円がクレジットカードから継続して引き落とされていることに気づいた。問い合わせをしたが、英語で返事があり内容がわからない。
<相談事例>位置情報検索サイトのサブスク契約を解約したいが方法がわからない
友人が携帯電話を紛失し、困っていたため、探し方をインターネットで調べたところ、位置情報が検索できるサイトがあった。自分のメールアドレスを登録し、約200円の使用料をクレジットカードで決済した。ところが、サブスク契約になっており、その後2カ月にわたり、毎月約3,000円が引き落とされていることに気づいた。解約方法がわからない。
※ サブスクとはサブスクリプションのこと。月額料金等の定額を定期的に支払うことにより、一定期間、商品やサービスを利用することができる。
消費者へのアドバイス
・SNSの広告からアクセスしたアプリやサイトは、登録する前に、利用規約等を確認しましょう
意図しないサブスク契約のトラブルは、SNS広告がきっかけの例が多く見られます。安易に登録せず、事前に、トライアルの条件(何日間、何回まで無料で利用ができるのか)や、サブスクに関する記載がないかを確認してください。トライアルだけのつもりで利用しても、一定期間内に解約しなければ、サブスクに移行する契約となっている場合があります。解約の条件・方法を確認しておき、継続するつもりがなければ期間内に解約しましょう。これらの事項は「利用規約」(英語表示では「Terms and Conditions」)等に記載されています。
・日本語表示のサイト等でも運営は海外事業者の場合があります
サイト等は日本語表示でも運営を行っているのは海外事業者の場合があります。その場合、問い合わせや解約手続が英語となったり、また、解約の方法自体がわかりにくいことがあります。事業者への申し出の方法がよくわからない場合や不安に思った場合にはすぐに消費生活センター等*に相談してください。
・クレジットカード等の請求をこまめに確認しましょう
サブスク契約は、一度契約すると、利用しているかいないかにかかわらず課金される契約です。クレジットカード会社等からの請求をこまめに確認しましょう。継続して契約する意思がない場合は、すぐにサイト事業者等に解約を申し出ましょう。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番···最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
*越境消費者センター(Cross-border Consumer center Japan:CCJ)···海外の事業者との間での取引でトラブルにあった消費者のためのオンラインの相談窓口です。
■(独)国民生活センターHP: 海外事業者とのサブスク契約だったなんて!-申込前に契約内容の確認を-(発表情報)_国民生活センター (kokusen.go.jp)