【広告より高額!?】出張解錠サービスの料金トラブルに注意((独)国民生活センター)

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2024.11.20

【広告より高額!?】出張解錠サービスの料金トラブルに注意((独)国民生活センター)

<相談事例>スマートフォンで鍵の解錠サービス業者を検索し依頼したらHPに表示された金額よりも高額な請求をされた

 夜に帰宅した際、自宅の鍵を紛失したことに気が付いた。スマートフォンで解錠サービスを検索してみつけた事業者のホームページには、「見積もりは無料」「解錠で2,000円~」と表示されていた。私はこのくらいであれば支払うことができると思い、無料通話ダイヤルに電話をかけたところ、電話に出た男性から「鍵の種類によって金額が異なるので、料金は現地で伝える」と言われた。約1時間30分後に担当者が来て、鍵の種類を確認し作業に入ったが、事前に料金が知らされることはなく、作業が終わってから約10万円を請求された。夜遅くに男性ともめるのも怖いので、仕方なく、近くのコンビニで現金を出金し手渡した。クーリング・オフしたい。

 

<相談事例>インターネット広告を見て鍵業者にマンションの部屋のオートロックキーを解錠してもらったが値段が高い

 昨夜、マンションで鍵を持たずに部屋を出てしまい、部屋のオートロックドアから締め出されてしまった。管理会社に連絡したが自分で対応してくれと言われたため、隣の部屋の人にスマートフォンを借りて解錠業者を検索し、業者を派遣するサイトに電話した。電話口で、基本料金は8,000円だが解錠料金は鍵の種類によってその場での見積もりになると説明された。業者がすぐに来訪し、鍵を点検すると、特殊なオートロックキーのため解錠料金は基本料に約4万円プラスになると説明され、高いと思ったが仕方なく承諾した。作業後、工賃や消費税などを含め約5万円を支払った。インターネットで調べると相場より高いようである。クーリング・オフしたい。

 

消費者へのアドバイス

依頼前に確認することは?

「○○円~」などのインターネット上の広告をうのみにしない

 必要な作業は一様ではなく、時間帯や現場の状況次第では必ずしもインターネット広告に記載された料金で依頼できるとは限りません。「○○円~」などの安価な金額表示はうのみにしないようにしましょう。また、出張料やキャンセルした場合の金額も確認をしましょう。

 

作業後に高額な請求を受けたときは?

料金、作業内容に納得できない場合は、その場で支払いをしない

 広告では数百円からと書かれていたのに作業後の請求は数十万円と高額になっていたなど料金や作業内容に納得できない場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いはきっぱり断りましょう。

事業者とトラブルになった場合は、最寄りの消費生活センターなどに相談を

 見積もりのために呼んだ事業者とその場で契約した場合、広告などの表示額と実際の請求額が大きく異なる場合などは、特定商取引法の訪問販売によるクーリング・オフなどが適用できる可能性があります。事業者とトラブルになった場合は受け取った書面や契約の経緯などを整理して、最寄りの消費生活センターなどにご相談ください。

 

 *消費者ホットライン「188(いやや!)」番···最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

 

■(独)国民生活センターHP:【広告より高額!?】出張解錠サービスの料金トラブルに注意(発表情報)_国民生活センター (kokusen.go.jp)

和歌山県消費生活センター 相談ダイヤル

電話番号: 073-433-1551

平日 9:00~17:00/土日曜 10:00~16:00

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