車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル((独)国民生活センター)

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2024.06.19

車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル((独)国民生活センター)

<相談事例>車を売却、引き渡し後に事故車と判明したので買取金額を下げると言われた

 約1年前に購入した中古車を売却するために、買取業者何社かに見積もりを依頼した。査定後、一番高い買取金額を提示した事業者と契約した。すでに車を引き渡し、代金が振り込まれるのを待っていたが、事業者から「オークションの検査で事故車と判断されたため、買取金額を引き下げたい」と連絡があった。この車の購入時に事故歴はないと聞いており、自分も事故は起こしていない。契約した金額で買い取ってほしい。

 

<相談事例>契約の3日後にキャンセルしたら、説明や記載のないキャンセル料を請求された

 中古車を売却するため、一括査定サイトに登録した。その後電話があり、一番高額な査定をした事業者から5万円の買取金額が提示されたため「お願いします」と答えた。その電話でキャンセル料について説明はなかった。後日、契約に必要な書面一式が送られてきたが、電話の3日後にキャンセルを申し出たら、「キャンセル料3万円を支払ってもらう」と言われた。送付された書類にキャンセル料の記載は見当たらず、届いた契約書はまだ提出していないので、契約成立前ではないか。キャンセル料を請求されて、納得できない。

 
<相談事例>中古車を売却したが、何かと理由をつけて代金が振り込まれない

 3カ月前に中古車を売ろうと思い、インターネットで一括査定を申し込んだ。複数社に見に来てもらい、買取金額を一番高く提示した事業者と契約した。車を引き渡し、約200万円の代金は1カ月後に銀行口座へ振り込むと説明を受けた。しかし振込予定日の直前に振込日延期の電話があり、その後も「少し臨時休業する。来週営業再開したら振り込む」と言われたり、「金融機関からの融資が下りたら振り込む。今週末また連絡する」と言われたりして延期が続き、一向に振り込まれない。約束通りに支払ってほしい。

 

消費者へのアドバイス

・査定して契約した後に、修復歴や事故歴を理由とした契約の解除や減額には応じる必要はない!

 買取業者は査定のプロとしての注意を払って買取金額を算出しています。その査定額で契約した後に、修復歴や事故歴を見落とした等として、買取業者から減額や解約を求められた場合でも応じる必要はありません。
 ただし、売却する車に修復歴や事故歴があると知っていた場合には、必ず査定時に買取業者へ申告しましょう。

 

・クーリング・オフはできない!事前に契約書をしっかり確認する!

 車の売却は、特定商取引法におけるクーリング・オフの対象外です。
 いったん契約をすると、原則として契約書の内容に拘束されますので、契約を締結する前にしっかり内容を確認しましょう。また契約前にその買取業者の情報収集をしっかり行っておくと良いでしょう。


特にキャンセル条項や支払条件など、事前に必ず確認する!

 キャンセル料に関しては、金額とともに、どの時点から発生するのか等についても理解したうえで契約することが重要です。契約書にないキャンセル料を請求された場合、あるいは契約書に定められた金額を上回るキャンセル料を請求された場合に、契約内容に従った対応を要求することができます。
 また、買取代金の支払い条件については、契約時に必ず確認しましょう。買取代金の支払いがなされるまで、車および移転登録書類等の引き渡しを延期することも一法です。



 *消費者ホットライン「188(いやや!)」番···最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。

 

■(独)国民生活センターHP:車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル(発表情報)_国民生活センター (kokusen.go.jp)

和歌山県消費生活センター 相談ダイヤル

電話番号: 073-433-1551

平日 9:00~17:00/土日曜 10:00~16:00

当センター紀南支所 相談ダイヤル

電話番号: 0739-24-0999

平日 9:00~17:00
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